子育て世代にとってのミニバンは、もはや必須といってもいい程のものになっています。
そんなミニバンのメリットは、大き目のボディにたくさんの荷物と6人以上の乗車が可能なことです。
ただ、大き目なボディだと運転のしやすさに難があったり、初心者に運転は難しいのではと思われがちです。
しかもミニバンと言っても各社から様々なミニバンが出ています。
ミニバンランキングTOP10のように初心者にもおすすめの運転しやすいミニバンがわかれば嬉しいですよね。
そこで、この記事では運転しやすいミニバンランキングTOP10と初心者におすすめなミニバンを紹介していきます。
運転しやすいミニバンランキングTOP10!
早速、運転しやすいミニバンランキングTOP10を紹介したいと思います。
運転のしやすさというのはなかなか数値化が難しい部分でありますが、まとめると以下の3点に絞られるかと思います。
- 運転席から視界の良さ(運転席の高さ)
- 取り回しのしやすさ(最小回転半径)
- 運転中の安定感(車高の高さ)
この3点の数値を見ながらランキング形式で紹介していきたいと思います。
運転しやすいミニバン 第10位:日産 エルグランド
引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/elgrand.html
- 運転席の高さ:740㎜
- 最小回転半径:5.7m
- 車高の高さ:1,815㎜
第10位は日産のエルグランドになりました。
エルグランドは大きいボディを持つミニバンの中でもさらに大きいLクラスミニバンに分類されます。
Lクラスミニバンの大柄なボディのため、最小回転半径もランキング内では一番大きい数値の5.7mになり、取り回しが少し難しい車であると言えます。
ただ車高の高さはランキング内では上位に入るため、走行中の安定感はとてもあります。
運転しやすいミニバン第9位:トヨタ アルファード/ヴェルファイア
アルファード
引用:https://toyota.jp/alphard/gallery/?padid=from_alphard_navi_gallery
ヴェルファイア
引用:https://toyota.jp/vellfire/gallery/?padid=from_vellfire_navi_gallery
- 運転席の高さ:770㎜
- 最小回転半径:5.6m
- 車高の高さ:1,880㎜
第9位はトヨタが誇るミニバンのフラッグシップモデルである、アルファードとヴェルファイアになります。
どちらも飛ぶように売れていますが、運転のしやすさに限って言えば、どちらかというと上級者向けと言わざるを得ません。
車高の高さはランキング内だとトップの1,880㎜という数値であるため、他の車種に比べるとふらつきやすい傾向にあります。
また最小回転半径も5.6mとなかなか大回りな作りになっていますが、それを補っても余りあるくらいのメリットがあるため、かなりの販売台数になっているのでしょう。
運転しやすいミニバン第8位:ホンダ ステップワゴン
引用:https://www.honda.co.jp/STEPWGN/webcatalog/styling/design/
- 運転席の高さ:730㎜
- 最小回転半径:5.4m
- 車高の高さ:1,840㎜
第8位はミニバンの基礎を築いたステップワゴンです。
このクラスのミニバンはLクラスミニバンに比べるとやや小さいボディであるため、Mクラスミニバンと呼ばれたりしています。
Lクラスと比較すると最小回転半径も小さくなっているため、取り回しはしやすいと言えますね。
ただし、車高の高さはあまり変わらないため、走行中の安定に関しては注意が必要です。
運転しやすいミニバン 第7位:三菱 デリカD:5
引用:https://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/delica_d5_standard/exterior/index.html
- 運転席の高さ:820㎜
- 最小回転半径:5.6m
- 車高の高さ:1,850㎜
第7位は三菱唯一のミニバン、デリカD:5になります。
ほぼLサイズミニバンですが、SUVの側面も併せ持つため運転席の高さが高く、見晴らしがとても良いです。
また最小回転半径も他のLサイズミニバンに比べると小さいため、取り回しも若干しやすくなっています。
ただこちらも車高は高めな作りであるため、ふらつきやすい傾向にあります。
運転しやすいミニバン 第5位タイ:日産 セレナ/トヨタ エスティマ
日産 セレナ
引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/serena/exterior.html
- 運転席の高さ:800㎜
- 最小回転半径:5.5m
- 車高の高さ:1,865㎜
トヨタ エスティマ
引用:https://www.goo-net.com/catalog/TOYOTA/ESTIMA/10124633/
- 運転席の高さ:780㎜
- 最小回転半径:5.7m
- 車高の高さ:1,730㎜
第5位はタイとなっていて、Mサイズミニバンからはセレナ、Lサイズミニバンからはエスティマがランクインしました。
セレナは2019年8月にマイナーチェンジが行われましたが、エスティマは2019年10月で生産終了となってしまいました。
セレナはMサイズミニバンの中ではボディが大きいため、最小回転半径もやや大きく、他のMサイズミニバンと比べると取り回しの面ではやや不利ですね。
逆にエスティマはLサイズミニバンの中では車高の高さにおいて、随一といっていい程の低い数値であるため、走行中の安定感は高いです。
運転しやすいミニバン 第4位:トヨタ ノア/ヴォクシー/エスクァイア
ノア
引用:https://toyota.jp/noah/exterior/?padid=ag341_from_noah_navi_exterior
ヴォクシー
引用:https://toyota.jp/voxy/exterior/?padid=ag341_from_voxy_navi_exterior
エスクァイア
引用:https://toyota.jp/esquire/performance/?padid=ag341_from_esquire_navi_performance
- 運転席の高さ:800㎜
- 最小回転半径:5.5m
- 車高の高さ:1,825㎜
第4位はトヨタのMサイズミニバン3兄弟車である、ノア・ヴォクシー・エスクァイアです。
基本設計は一緒であるため、主に内外装に変化を持たせてそれぞれの車種がうまく棲み分けされています。
全体のサイズもとても良く、女性の方や運転初心者の方でも運転がしやすい作りとなっています。
運転しやすいミニバン 第3位:ホンダ オデッセイ
引用:https://www.honda.co.jp/ODYSSEY/webcatalog/styling/design/
- 運転席の高さ:660㎜
- 最小回転半径:5.4m
- 車高の高さ:1,695㎜
堂々の第3位はオデッセイになりました。
ホンダ唯一のLサイズミニバンになります。
旧モデルまで後部ドアはヒンジタイプでしたが、現モデルからスライドドアを採用しており、さらにファミリー層に人気が出ています。
また、LサイズながらもMサイズミニバンに勝るとも劣らない最小回転半径で取り回しもバッチリ、車高も低いため安定感は抜群です。
運転しやすいミニバン 第2位:ホンダ フリード
引用:https://www.honda.co.jp/FREED/webcatalog/styling/design/
- 運転席の高さ:680㎜
- 最小回転半径:5.2m
- 車高の高さ:1,710㎜
惜しくも第2位はフリードになります。
隠れがちなユーザーの声をしっかりと製品化できる、ホンダのこういった目の付け所はいつみても素晴らしいですよね。
最小回転半径はランキング内トップの5.2mで、抜群の取り回しの良さを誇ります。
本当にちょうどいいサイズ感ですね。
運転しやすいミニバン 第1位:トヨタ シエンタ
引用:https://toyota.jp/sienta/grade/grade3/?padid=ag341_from_sienta_grade_grade3_hv_2wd_detail
- 運転席の高さ:610㎜
- 最小回転半径:5.2m
- 車高の高さ:1,675㎜
晴れて運転しやすいミニバンランキング1位はシエンタになりました。
最小回転半径はフリードと同じ数値でしたが、車高の高さでシエンタに軍配が上がったため、今回1位になりました。
5人乗りでアウトドアや車中泊に特化したモデルのFUN BASEも出ているため、ますます人気が出てくるのではと予想しています。
運転しやすいミニバン!初心者におすすめはどれ?
次は運転しやすいミニバンで初心者におすすめはどれなのかを紹介していきます。
ランキング通りにいけばトヨタのシエンタなのですが、あえて第2位であったホンダのフリードをおすすめします。
引用:https://www.honda.co.jp/FREED/?utm_source=gl_kw_shimei&utm_medium=cpc&utm_content=eta9&utm_campaign=reg_jyurai_freed_1807_pcsp&cid=FREED_PCSP_GL_KW_shimei_1807_eta9_koujyou
理由は、運転席の高さがポイントになります。
シエンタの運転席の高さは610㎜、フリードの運転席の高さは680㎜とその差70㎜になります。
初心者にとって運転の何が怖いのかというと、運転に慣れていないことがとにかく怖いため、緊張します。
この怖いという感情は、見えないものがあるから怖いのであって、運転席からの見晴らしが良く、死角が少なくなれば見えない部分も減って、怖さも多少和らぐのではと思います。
そのためシエンタよりもフリードの方が運転席の高さが高く、運転席からの見晴らしが良いため初心者にとっても運転がしやすい車であると思います。
運転初心者の方にはホンダのフリードをおすすめしますが、やはり最後は自分で決断するため、見た目で選んでも良いと思います。
ご自身が気に入ったミニバン1台をぜひ手に入れてくださいね。
初心者でも運転しやすいミニバンの特徴とは?
次に初心者でも運転しやすいミニバンの特徴について説明していきたいと思います。
やはり何といっても初心者でも運転しやすいミニバンの特徴は、全体のサイズが手ごろであることに尽きると思います。
出来るだけコンパクトであるというか、そういったサイズ感が大事になってくると思いますね。
運転初心者でない方にとっても、例えば初めて大型車を運転したとき等は、全体のサイズ感が掴めずに戦々恐々であったと思われます。
この掴めないサイズ感というのは、自分が感じ取れない部分=見えない部分であるため、必要以上に安全マージンを取って運転します。
新しい車が来た時も同じで、まだサイズ感が掴めていないから多めにマージンを取られると思います。
運転初心者の方は圧倒的に経験値が少ないため、このサイズ感がいつまでも掴めず、緊張しっぱなしであるため、いい経験も残らず初心者のまま、ではないかと思われます。
ベテランドライバーは経験値が違うため引き出しも多いことがありますが、何よりもサイズ感の修正が早いので、初心者に比べるとスイスイと運転出来ます。
私が考える初心者でも運転がしやすい車の特徴は、サイズ感が手ごろであること(大きすぎないこと)だと言えます。
なので、運転初心者の方でミニバンが欲しい方はぜひ試乗してみることをおすすめします。
そこでサイズ感を確認して、問題が無ければ自分にとってジャストサイズです。
反対に少しでも不安を感じるなら、そこが自分にとっての死角になりますので、十分注意してくださいね。
運転しやすいミニバンランキングまとめ
運転しやすいミニバンランキングや運転初心者におすすめなミニバンを紹介してきました。
[box class=”blue_box” title=”運転しやすいミニバンランキングまとめ”]
- 運転のしやすさは、運転席の高さ、最小回転半径、車高の高さのバランスによる
- ランキングトップ10内で運転しやすい初心者にもおすすめな車はホンダのフリード
- 理由は運転席の高さによる見晴らしの良さがシエンタよりも良かったため
- 初心者でも運転しやすいミニバンの特徴は、全体のサイズ感がちょうどいいもの
- サイズ感は個人差があるため出来る限り試乗し、サイズ感を実際に確認すること
[/box]
車のサイズ感は個人毎に違います。
もちろん運転スキルも多少は影響しますが、何よりも自分の感覚が大きく影響します。
無理してオーバーサイズの車を買って事故などを起こしてしまうと、本末転倒です。
なるべく無理はせずに、ご自身のサイズ感にフィットする車を見つけてください。