トヨタの最上級ミニバンの新型ヴェルファイア。
その大きな車体を活かして、車中泊仕様にしてみるのも楽しみ方の一つですよね。
では、車中泊仕様にはどんなグッズが必要なのでしょうか?気になるところです。
今回は、そんな時におすすめな新型ヴェルファイアの車中泊仕様グッズをご紹介します!
新型ヴェルファイアの室内寸法は?
引用:https://toyota.jp/pages/contents/vellfire/002_p_004/image/interior/top/carlineup_vellfire_interior_top_features_01-02.jpg
車中泊をするには、それ相当の室内の広さがなければ快適には過ごせません。
新型ヴェルファイアの諸元表で確認してみると、
- 室内長 3210mm
- 室内幅 1590mm
- 室内高 1400mm
となっています。
さすがミニバンということもあって、長さ、広さ、高さともに十分にとられています。
これだけあれば、車中泊は十分可能と言えそうです。
特に高さがあるのは、快適に過ごす上で重要です。
もちろん立ち上がることはできませんが、大人が座ったり上体を起こすには十分な高さとなっているので、魅力的です。
新型ヴェルファイアで車中泊するならこのシートアレンジに!
引用:https://toyota.jp/pages/contents/vellfire/002_p_004/image/interior/space/carlineup_vellfire_interior_space_pic_02_03.jpg
新型ヴェルファイアは、車中泊をするのに十分な室内空間があることがわかりました。
次に、ヴェルファイアで車中泊をするためにベストのシートアレンジを見ていきましょう。
ヴェルファイアは3列シートの形状なので、シートは様々な形にアレンジすることができます。
今回は8人乗りのシートアレンジでそれぞれのパターンを見てみましょう。
最大積載モード
引用:https://toyota.jp/pages/contents/vellfire/002_p_004/image/interior/space/carlineup_vellfire_interior_space_pic_12_04.jpg
2列目を最前列まで移動し、3列目を収納する形で、名前の通り多くの荷物を積むにはこのアレンジが良いでしょう。
荷室の長さが広くなるので車中泊にも一見良さそうですが、収納された3列目の出っ張りが邪魔になりますので、車中泊には向いてません。
5人乗車+荷室モード
引用:https://toyota.jp/pages/contents/vellfire/002_p_004/image/interior/space/carlineup_vellfire_interior_space_pic_12_03.jpg
こちらは3列目を収納することで、5人乗車が担保され、かつ荷物もたくさん詰めるので、車中泊をする場所までの旅には良いシートアレンジと言えます。
車中泊するにはまとまった広いスペースができないのでおすすめできません。
フロント・セカンドフルフラットモード
引用:https://toyota.jp/pages/contents/vellfire/002_p_004/image/interior/space/carlineup_vellfire_interior_space_pic_12_02.jpg
助手席と、2列目をフラットにすることで、室内空間を広く使うことができます。
しかし、車中泊時の乗り降りがサイドのドアのみになってしまって、使い勝手が悪くなる印象があります。
ちょっとした休憩には良さそうです。
リアシートフルフラットモード
引用:https://toyota.jp/pages/contents/vellfire/002_p_004/image/interior/space/carlineup_vellfire_interior_space_pic_12_01.jpg
2列目と3列目をフルフラットにして、室内をかなり広く使えそうな感じです。
車中泊をするなら、このシートアレンジが一番おすすめです。
これは、7人乗りの場合でも同じことが言えます。
引用:https://toyota.jp/pages/contents/vellfire/002_p_004/image/interior/space/carlineup_vellfire_interior_space_pic_09_01.jpg
もちろん、シートアレンジをしただけでは快適な車中泊は実現できません。
シートの段差などで寝るには負担がかかってしまうからです。
次で、ヴェルファイアの中でより快適に車中泊を楽しめるグッズを紹介します!
ヴェルファイア車中泊おすすめグッズは?マット(ベッド)
新型ヴェルファイアで快適に車中泊をするには、なんといってもぐっすり寝られる環境を作ることです。
そこで重要になってくるのが、ベッドの役割をするマットです。
マットをできる限り良いものにすることで、体に負担をかけずに快適な車中泊をすることができます。
ここではおすすめのマットをご紹介します!
車中泊におすすめマット① Bears Rock 腰楽 車中泊 マット キングサイズ 8,800円
3ナンバーの車にちょうど収まるように設計されたこちらのマットは、2枚連結することでヴェルファイアの室内をフルフラットにすることができます。
8cmの厚みがあるマットなので、元々のシートの凸凹は気にならなくなるのが非常におすすめのポイントです。
せっかく車内にマットを敷くのに、段差が気になってしまっては元も子もありませんからね。
また、使わないときは小さくまとめることができるので持ち運びにも便利です。
車中泊に出かける時はマット以外にも様々な荷物を持っていきますので、できるだけコンパクトにしたいですよね。
車中泊におすすめマット② Levolva シートフラットクッション 3,780円
次に紹介するのは、シートの段差をフラットにするために隙間に埋めるタイプのマットです。
先ほど紹介したマットと違い、2列目と3列目のシートの段差部分にそれぞれマットを置くだけなので、設置が簡単なのが特徴です。
また、価格的にもフルマットよりもお手頃で済みます。
ちなみに、ヴェルファイアの場合、2列目、3列目にそれぞれ1つずつ必要なので、2つ購入する必要があります。
サイズ的にも運ぶのに邪魔にならないので、シートの隙間が埋まればOKという方にはこちらの方がおすすめです。
何にせよ、車中泊の最大の課題はシートをフラットにした時に生まれる凸凹なので、それを解消するということが重要です。
ヴェルファイア車中泊おすすめグッズは?カーテンは純正が良い?
マットを選んだので、これで快適な室内はできました。
しかし、これだけでは十分に快適とは言えません。
なぜなら、外からの視線が気になったり、朝の日光が直接入ってきてしまうということがあると、目覚めも良くありません。
そこで役に立つのがカーテンです。
サンシェードでも良いのでは?と思うかもしれませんが、サンシェードはただ置くだけという形なので、開けたり閉めたりはできませんし、使わない時に置くスペースにも困ります。
だからこそ、カーテンをお勧めします。
そして、カーテンはトヨタが純正のものを出しています。
純正品は高価ですが、3つの点でおすすめできます。
新型ヴェルファイア用トヨタ純正カーテンのおすすめポイント① 品質
トヨタ純正室内カーテンは生地にポリエステルを使用してますが、これは難燃性・耐光性・表面摩擦強度等に考慮した生地です。
カーテンの基本は光を通さないことですが、それに加えて燃えにくかったり、強度があるというのは非常に魅力的です。
新型ヴェルファイア用トヨタ純正カーテンのおすすめポイント② 室内の一体感
純正カーテンは、内装色に合わせて色が設定されているタイプもあり、室内の雰囲気を損なうことなくカーテンを取り付けることができます。
せっかくカーテンを取り付けたのに、内装とチグハグではせっかくのヴェルファイアが台無しです。
その点は純正品が一歩先を行っているといえます。
新型ヴェルファイア用トヨタ純正カーテンのおすすめポイント③ 安全性
また、安全面でも純正は優れています。
ヴェルファイアには、SRSサイドエアバッグが全車標準装備されています。
万が一の事故の時にサイドからの衝撃から身を守ってくれる重要なエアバッグですが、純正のカーテンはこのエアバッグに対応しています。
一方、非純正のカーテンの場合、エアバッグが正常に作用しない可能性もあるのです。
車というのはどんなに自分が気を付けてても事故を起きる可能性がありますから、安全面はきちんと担保したいところです。
以上のことから、カーテンは純正のものをお勧めします。
純正カーテンにはプリーツタイプとドレープタイプの2種類があります。
プリーツタイプ 44,820円
引用:https://toyota.jp/vellfire/dop/image/002_p_006/in/14-p01.jpg
内装色によってカーテンの色も選べる、シンプルなデザインのカーテンです。
機能としては申し分ないですし、内装色と色が対応しているのは魅力です。
ドレープタイプ56,160円
引用:https://toyota.jp/vellfire/dop/image/002_p_006/in/09-p01.jpg
色はブラックのみですが、開けても閉じても綺麗になるよう特殊加工がされていて、遮光機能もついている高級仕様です。
見た目の美しさではこちらが良いですね。
ヴェルファイア車中泊おすすめグッズ他には?あると便利なもの!
マットとカーテンが決まったところで、ヴェルファイアでの車中泊は快適に過ごせそうです。
ここでは、必須ではないですがあるとより快適で便利になるグッズを紹介します。
ヴェルファイア車中泊おすすめグッズ① Arjan Dio インバーター 2,780円
現在の生活には欠かせないのがスマホなどの電子機器です。
このインバーターを使えば、ヴェルファイアのシガーソケットを利用して、様々なデバイスの充電や使用が可能になります。
サイズもコンパクトなので、非常時の電源にも使えますし、持っていて以上に便利です。
ヴェルファイア車中泊おすすめグッズ② Suaoki ソーラーランタン 1,560円
車中で過ごしているときに、車のルームランプばかり使っていると、バッテリーが落ちてしまうことがあります。
そこで、このランタンを使用することで、室内も明るくすることができます。
ソーラー充電も可能なので、晴れた日は外で充電しておいて、夜使えるのが良いですね。
ヴェルファイアで車中泊するならどのグレードがおすすめ?
次はヴェルファイアで車中泊するならどのグレードがおすすめなのか見ていきたいと思います。
引用:https://toyota.jp/vellfire/exterior/?padid=ag341_from_vellfire_navi_exterior
車中泊をする上で重要な要素となるのが、車内でゆっくり寝られることに限ります。
人によってはトイレだったりお風呂だったりと重要な部分が変わってしまいそうですが、やはり寝ることで体力も回復しますのでこの部分が重要だと考えます。
車内でゆっくりと寝るためにはある程度の車中泊グッズも必要です。
しかしベースとなる2列目と3列目のシートをフルでリクライニングした時がフラットに近ければ近いほど、快適性は上がります。
引用:https://toyota.jp/vellfire/interior/space/?padid=ag341_from_vellfire_interior_contents_space
そのためヴェルファイアで車中泊に向いているグレードは、必然的に2列目と3列目のシートを倒した時に、フルフラットに近いシートが搭載されているグレードがおすすめになります。
2列目と3列目でフルフラットに近いシートを搭載しているグレードに共通していることは、8人乗りのグレードであることになります。
引用:https://toyota.jp/vellfire/interior/space/?padid=ag341_from_vellfire_interior_contents_space
7人乗りのキャプテンシートを搭載したグレードでも車中泊は行えるかもしれませんが、快適かどうかを考えると少し疑問符がついてしまうレイアウトになります。
引用:https://toyota.jp/vellfire/interior/space/?padid=ag341_from_vellfire_interior_contents_space
このように2列目と3列目の間にぽっかりとした空間と、2列目のひじ置き部分がどうしても出っ張ってしまうため、フルフラットには成り得ません。
また2人ぐらいまでであれば、キャプテンシート搭載グレードでも車中泊は可能だと思います。
しかし見ての通りで寝返りがほとんど打てない狭さになっていますので、ちょっとした仮眠や休憩であれば問題ありませんが、車中泊となるとかなり厳しいと思います。
標準ボディ X
引用:https://toyota.jp/vellfire/grade/x/?padid=ag341_from_vellfire_grade_x_thumb
エアロボディ Z
引用:https://toyota.jp/vellfire/grade/z/?padid=ag341_from_vellfire_grade_z_thumb
そのためヴェルファイアで快適に車中泊を行うためにおすすめのグレードは、8人乗りである標準ボディのXとエアロボディのZがおすすめです。
このグレードに車中泊用のマットがあれば、とても快適な車中泊ライフが送れるのは間違いないでしょう。
ヴェルファイアでの車中泊は何人まで可能?
次はヴェルファイアでの車中泊は実際に何人まで可能なのか見ていきます。
引用:https://toyota.jp/vellfire/exterior/?padid=ag341_from_vellfire_navi_exterior
ヴェルファイアの車内の広さは
- 室内長:3,210㎜
- 室内幅:1,590㎜
- 室内高:1,400㎜
となっています。
室内幅の1,590㎜は、ベッドでいうとクイーンサイズの幅1,600㎜とほぼ一緒ということになります。
それだけの幅があれば大人2人と小学生ぐらいまでの子供2人の合計4人までがギリギリで車中泊が可能ではないかと思います。
ただし、これはあくまで車中泊が出来るかということに特化して見た場合です。
正直なところ、大人2人と子供2人合計4人が快適に車中泊が出来る広さとは言えないと思います。
寝返りは打てないでしょうし、隙間なく詰めてギリギリ寝られる、と言った状態です。
以上のことから、ヴェルファイアで車中泊が可能な人数は、大人2人と子供2人までが可能であると思います。
ただ、あくまで車中泊が可能な人数であり快適に車中泊が出来る人数ではありません。
ヴェルファイアで快適な車中泊が出来る人数は、大人2人と子供1人までが適度に寝返りも打てて快適に過ごせるためおすすめです。
ヴェルファイアの車中泊で荷物が多い時のシートアレンジ方法は?
次はヴェルファイアの車中泊で荷物が多いときのシートアレンジ方法についてです。
引用:https://toyota.jp/vellfire/interior/?padid=ag341_from_vellfire_navi_interior
やはり一番のシートアレンジ方法は、2列目もゆったりと座れて尚且つ荷物も多く積めるこのシートアレンジ方法がおすすめです。
よくあるパターンでは、ラゲッジスペースを多く取ってしまうと居住性が犠牲になったり、逆に居住性を保ったままだと積載量が少なくなりがちです。
しかしヴェルファイアは大きなボディに広大な室内環境も売りの一つであるため、相反する居住性と積載量の両方を高い次元で両立させています。
引用:https://toyota.jp/vellfire/interior/?padid=ag341_from_vellfire_navi_interior
もちろん、積載量に特化したレイアウトも可能です。
もともと室内空間はとても大きいため、このように自転車も余裕で2台積むことが出来ます。
ただこのシートアレンジは家族向けと言うより、ごく少人数でのアウトドアに振り切ったシートアレンジですね。
ヴェルファイアで車中泊!おすすめの季節と避けたい季節は?
引用:https://toyota.jp/vellfire/exterior/?padid=ag341_from_vellfire_navi_exterior
次はヴェルファイアで車中泊をする際におすすめの季節や避けたい季節について紹介します。
ヴェルファイアに限らず、車中泊をする際にはおすすめの季節や避けたい季節があれば知っておきたいですね。
ヴェルファイアの車中泊で避けたい季節は?
まずは避けたい季節からですが、ズバリ夏です。
夏はどうしても気温や湿度の関係から不快指数も上がってしまい、密閉された車内の環境はエアコンが無ければとても過ごせる環境には無いです。
ましてやそんな環境下で安眠も出来ません。
また夏は蚊も大量に発生します。
モスキート音は安眠の大敵プラス、実際に蚊に刺されてしまうと痒くてイライラしてしまいますよね。
以上のことから、車中泊で避けたい季節は夏であると言えます。
なるべくであれば冬の車中泊も避けたい季節ではありますが、夏ほどではありません。
しっかりとした防寒対策と雪が降る地域で車中泊をするのであれば、スタッドレスタイヤの準備、スタックした時ようにスコップ等を積んでおけば問題ありません。
ヴェルファイアの車中泊でおすすめの季節は?
車中泊におすすめの季節、それは春と秋です。
正直、夏の車中泊を避ければ他の季節は全ておすすめと言ってもいい程です。
その中でも春と秋はエアコン無しでも過ごしやすい日が多いため、特におすすめです。
また夏は蚊に対する対策が必須ですが、春と秋であれば蚊に対する対策がそこまでガチガチに必要無いのもおすすめポイントですね。
春であれば桜の開花に合わせて北上しながら、各地の桜を見て回る車中泊の旅なんかもいいですね。
秋は美味しい物の季節ですから、各地の美味しい食べ物を食べて回る旅も良いです。
各地の新米を食べるツアーなんてのもいいかもしれません。
食べ物の話ばかりになってしまいましたが、春と秋の大きな特徴としては、とても過ごしやすい環境になるため、車中泊にもとてもおすすめです。
ぜひ、憧れのヴェルファイアで各地を回ってみてくださいね。
ヴェルファイアで車中泊する時の注意点は?
次はヴェルファイアで車中泊する時の注意点を紹介していきたいと思います。
引用:https://toyota.jp/vellfire/exterior/?padid=ag341_from_vellfire_navi_exterior
ヴェルファイアに限らず、車中泊する際に注意しなければならない点の1つに近隣への配慮があります。
特に住宅の近くで車中泊をする際は細心の注意を払う必要があります。
車中泊をしている本人たちにとっては普通の生活音であっても、そこに住んでいる住人にとっては普通の生活音とは限らないからです。
せっかくの楽しい旅ですから多少のハメは外したくなりますが、そこをグッとこらえて分別のある大人としての振る舞いを心がけていけば大丈夫です。
2つ目の注意点は、一酸化炭素中毒です。
RVパーク等であれば、周りに遮蔽物があまりないのでそこまで心配する必要はありません。
しかし、エンジンをかけっぱなしで車中泊をする際に、排気ガスが遮蔽物などで車内に逆流してくることも考えられます。
そのため、なるべくであればエンジンを切って車中泊をするようにしてください。
そうすることで一酸化炭素中毒を未然に防ぐことが出来ます。
どうしてもエンジンをかけたまま車中泊をする必要がある場合は、事前に周りをよく確認し、遮蔽物が無いかどうかプラス、住宅も無いか確認してから行うようにしましょう。
3つ目の注意点はヴェルファイア特有の注意点で盗難に注意してください。
盗難率ワースト5には入っていませんが、それでもアルファード・ヴェルファイアは高い盗難率となっています。
ましてや車中泊ともなれば人目に付きにくい場所に駐車して行う場合もあると思います。
その際にはトイレ等のほんの数十秒、数分の外出であってもドアロックを徹底してください。
特にご家族と車中泊をされる場合は奥様、子供を守るためにも凡事徹底しましょう。
もちろん、犯罪者が悪いのは当たり前ですが自衛するという部分も必要と思います。
出来るところからで構わないのでやり続けていけば楽しい車中泊が送れると思うのでぜひ行ってください。
新型ヴェルファイアを車中泊仕様グッズまとめ
今回は、新型ヴェルファイアを車中泊仕様にするグッズを紹介しました。
車中泊はミニバン以外の車ではなかなか難しいので、これはミニバンを持っている人の特権です。
ぜひ自分に合ったグッズを揃えて、ご家族や気の合う仲間達と楽しい時を過ごしてくださいね。