車を持つ場合、たとえどんな車でもお金はかかります。
ではシエンタの維持費はいくらくらいでしょうか。
人気の車種でも維持費は高いほうなのかや月平均的にいくらくらいかかり、年間になるとどのくらいかかるものなのかについても気になるところですね。
そこでシエンタの維持費についてどのくらいかかるのか、また月平均や年間でどのくらいかかり高いのか安いのかなどについてまとめてみました。
シエンタの排気量は?自動車税はどのくらい?エコカー減税はある?
引用:トヨタ公式HP
シエンタの排気量はどのくらいでしょうか。
シエンタはどのグレードでも排気量が決まっており、1,500㏄となっています。
1,500㏄の排気量の場合、自動車税の金額は34,500円ですが、さらにシエンタは燃費基準をクリアしたエコカー減税対象車となっているため、購入時に払う自動車税は25,800円となり、お得に購入することが出来ます。(2019年6月時点の情報です。)
シエンタの自動車重量税はいくら?
引用:トヨタ公式HP
自動車重量税は新車購入時にかかるだけでなく、車検を受ける際にも払うものですので、維持費を考えると気になりますよね。
ではシエンタの自動車重量税はいくらかかるでしょうか?
ハイブリッド車にはエコカー減税が適用されるため、新車購入時にかかる自動車重量税は金額そのままが減税される形となり0円です。
しかしガソリン車についてはエコカー減税が適用されないため自動車重量税はかかります。
ただ、シエンタの自動車重量税は本来は22,500円かかるのですが、5,700円ほど減税措置が入るため、実際の新車購入時の支払額は16,800円となります。
(2019年6月時点の情報です。)
シエンタの自賠責保険と任意保険(自動車保険)は?35歳の場合は?
自動車購入時には自賠責保険や任意保険なども必要になります。
それぞれについてみていきましょう。(2019年6月時点の情報です。)
自賠責保険
シエンタの自賠責保険の金額ですが、新車で購入の場合は車検が3年後となるため、36ヶ月+車検有効期間をカバーするため1ヶ月を加えた37ヵ月分の加入が必要になり、36,780円となります。
ただし購入後3年以上たった場合や中古で購入した場合などの、通常の車検で継続検査を通す場合は車検の有効期間が2年のため、24ヵ月の加入期間となり、25,830円となります。
これはハイブリッド車もガソリン車も同じです。
任意保険(自動車保険)
任意保険(自動車保険)は自賠責保険では補償されない部分を補償します。
もちろん強制保険ではありませんが、加入率は約7割で、万一の事故の際、自賠責保険だけでは補えない部分(相手方の傷害や死亡、後遺障害以外のところ)を補償してくれるので、入るのが前提と考えた方がいいですね。
金額は年齢や走行距離、保険会社によってかなり変わります。
参考程度に、35歳の場合の保険料をソニー損保で計算してみました。
条件として、年間走行距離が11,000kmで、免許証がブルー、搭乗者限定保険で新車購入の場合、年間の保険料は107,870円となり月々の分割払い(割引適用後)は9,440円という結果になりました。
もちろんこれはあくまで標準的なものです。
もらい事故など手厚い補償もつける場合は、111,440円で月々は9,760円となります。
逆に補償対象をかなり絞り込んだり、免許がゴールド免許だと保険料をもっと安く抑えることが出来ます。
このプランだと最安値で40,990円になり月々3,580円となります。
先ほどの金額とかなり変わってきますね。
自分がどんな保証が必要そうか、どれくらいの走行距離を走るかで変わりますので気になる方は担当の保険会社かディーラーなどで相談してみてください。
シエンタの車検費用!平均はどのくらい?
シエンタの車検費用ですが、平均的にどのくらいかかるでしょうか。
車種や走行状態、走行距離など車の痛み度合いなどによっても変わりますが、それ以外の整備料金と法定料金部分について2019年6月時点での価格について比較してみましょう。
ハイブリッド車 | ガソリン車 | |
整備代金・手数料(税込) | 56,676円 | 56,676円 |
内訳 整備代金 | 40,476円 | 40,476円 |
検査手続代行料 | 16,200円 | 16,200円 |
法定費用 | 27,030円 | 51,630円 |
内訳 重量税 | 0円 | 24,600円 |
自賠責保険料 | 25,830円 | 25,830円 |
印紙代 | 1,200円 | 1,200円 |
(2019年6月時点での情報です)
整備代金の部分については、ディーラーで行った場合です。
もちろん 地域によって差があるので参考程度になります。こちらの表を参考にしてください。
基本は表のとおりなのですが、シエンタはエコカー減税対象のため、1回目の車検も重量税は自動車購入時と同じだけ支払うだけで大丈夫です。
印紙代は指定工場、いわゆる民間車検場で検査した場合の料金で、認証工場で行った場合は印紙代が100~700円上乗せされることがあります。
またこの金額はあくまで車検の期限が切れていない場合で、車検と自賠責保険の期限切れになっている場合は25ヵ月の加入が必要となり、自賠責保険料は26,680円となります。
シエンタの維持費は月平均・年間でいくら?おおよそのガソリン代を含めると?
ここまでいろいろとシエンタに関するお金を見てきましたが、やはり維持費がかかりますね。
ではシエンタの維持費はガソリン代も含め、結局いくらくらいかかるのかについて月々の平均と年間の維持費を計算してみましょう。
シエンタの維持費の内訳について、自動車税、重量税、自賠責保険、任意保険、車検、ガソリン代、駐車場にかかる費用をそれぞれ計算してみます。(2019年6月時点の情報です。)
自動車税
自動車税は1.5Lのため34,500円がかかります。
月額換算すると約2,875円となります。
重量税
重量税は1回目の車検と2回目以降の車検で支払う金額が大きく違います。
1回目の車検も実はエコカー減税が適用されるので、重量税は自動車購入時と同じだけ支払うだけで大丈夫です。
したがってハイブリッド車であればゼロ円でガソリン車は15000円となります。
購入してから5年後の2回目車検やそれ以降の車検についてはエコカー減免がなくなるので、ハイブリッド車もガソリン車も重量税として15,000円を支払う必要があります。
自賠責保険
自賠責保険は購入時に支払うため、月々の支払いというわけではありません。
購入後3年がたった場合の月々の料金は約1,076円ほどとなります。
任意保険
任意保険はあくまで条件によってかなり変わります。
さきほど計算した保険料でもかなりの差がありました。
今回はその平均額として月々6,510円としました。
車検
車検代はハイブリッド車とガソリン車でも変わってきます。
ハイブリッド車の場合は約167,000円、ガソリン車の場合は約216,000円となります。
ガソリン代
もちろんこちらもハイブリッド車かガソリン車かによって変わりますし、走行距離でも道路状況や街中メインか遠出がメインかでも変わってきます。
ただ年間走行距離が1万キロ、リッター当たりの燃費が18.7km/L と仮定し、ガソリン代を150円で計算すると、一か月あたりのガソリン代は約6,680円ほどになります。
駐車場
駐車場は自宅の空き地か別で借りるか等でも変わりますね。
全国平均では8,000円で借りられるそうですが、都心など場所によっては1万円を超すところもざらにあります。
そのため月1万円で計算してみます。
維持費 | 金額と内訳 | 月々の維持費平均額 |
自動車税 | 1.5L:34,500円 | 2,875円 |
1年毎 | ||
任意保険 | 35歳 車両保険あり | 6,510円 |
(自動車保険) | ||
ガソリン代 | 年間1万キロ | 6,680円 |
実燃費:18.7km/L | ||
レギュラー150円 | ||
車検代 | 21,600円(ガソリン車) | 1,800円 |
タイヤ代 | 185/60R15 | 1,294円 |
4本=46,612円 | ||
(3年毎) | ||
オイル交換代 | 5,000円 | 417円 |
(年1回) | ||
駐車場(月極) | 10,000円 | |
維持費合計 | 29,576円 |
月々の維持費は29,576円と、約3万円が月々の維持費となります。
またこちらは2019年6月時点での概算になり、ガソリン代の変動や消費税が10%になるなどでも変わってきます。
もちろん走行距離によっても変わってきますので、今回の計算を参考に調べてみてください。
シエンタの維持費は高い?リアル評価と感想!
ここまで見てきたシエンタの維持費ですがこれは高い方なのでしょうか。
今回計算したのは走行距離が1万キロという前提で計算しました。
車の維持費で最もかかるものは燃費です。
とくに燃費はミニバンタイプの車種の中ではトップクラスの水準で、そのため維持費を節約できる点で非常に高い評判を得ています。
もちろんシエンタにはハイブリッド車とガソリン車の2種類があるので、燃費についてもどちらを選ぶかによって変わってきます。
公式燃費では、ハイブリッド車で27.2km/L、ガソリン車が20.2km/Lとなっていて、どちらの車種でもミニバンタイプではトップクラスの燃費になっています。
ミニバンとしては決して高くないことになります。
シエンタの維持費(月平均・年間)まとめ
シエンタの月平均や年間の維持費についてまとめてみましたが、車の維持は大変お金がかかりますね。
それでもシエンタはエコカー減税があるため、比較的安く維持費が抑えられている車種になっています。
また燃費も非常によく、お得感もあります。
気になっている方はぜひディーラーで確認してみてください。