セレナは、日産の大人気Mサイズミニバンです。
ファミリーカーしてのイメージが強いセレナですが、日産のレーシングブランドであるニスモ仕様(nismo)が存在します。
ニスモがミニバンをどう手掛けるのか、そしてその価格や実燃費は気になるところです。
また、その評価や評判も知りたいですよね。
今回は、セレナ ニスモ仕様(nismo)の価格や実燃費、その評価・評判をレポートします。
セレナ ニスモ仕様(nismo)の価格・値段は?
引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/serena/nismo.html
ニスモ(nismo)とは、日産の子会社であるニッサン・モータースポーツ・インターナショナルという会社の通称です。
レース等に興味があるかたは、ピンとくる名前ですよね。
そして、レーシングでも輝かしい実績を持つニスモ(nismo)は、日産のいくつかの車種にコンプリートカーという形でニスモ仕様をリリースしています。
その中の一つが、セレナということです。
セレナ ニスモ仕様は、細かくグレードに分かれているわけでなく、一つのグレードのみとなります。
価格は、税込(2019年6月時点)価格で3,424,680円です。
セレナ ニスモ仕様(nismo)の燃費は悪い?実燃費は?評価・評判は?
せれな ニスモ仕様(nismo)の燃費はどれくらいなのでしょうか。
イメージですと、スポーティなだけに少し悪くなりそうですよね。
セレナ ニスモ仕様(nismo)の実燃費① 標準モデルのセレナとの相違点
日産の公式ページを見ると、セレナ ニスモ仕様のカタログ燃費(JC08モード燃費)は掲載されていません。
参考として、通常のセレナのカタログ燃費を見てみましょう。
パワートレイン | カタログ燃費(JC08モード燃費) |
S-ハイブリッド | 17.2km/L |
e-POWER | 26.2km/L |
このうち、e-powerにニスモ仕様は存在しないので、同じパワートレインであるS-ハイブリッドの17.2km/Lが一つの基準になりますね。
また、標準のセレナは実燃費は、平均して13km/L程度です。
ニスモ仕様もこれと同じと考えてよいのでしょうか。
ニスモ仕様は車両重量が重い
しかし、セレナ ニスモ仕様は、通常のセレナよりも重量が重く、1,720kgです。
通常のセレナがハイウェイスターで1,690kgなので、その分の影響は受けます。
ニスモ仕様はホイールサイズがより大きい
また、ホイールサイズも燃費に影響します。
標準モデルが15インチ~16インチのホイールを採用しているのに対し、ニスモ仕様は17インチです。
ホイールをインチアップした場合、グリップ性の向上によって運動性能が良くなり、安定感も増しますが、燃費性能は低下する傾向があります。
ニスモ仕様は走りに特化したチューニングをしているので、タイヤのインチアップは非常に重要なのです。
セレナ ニスモ仕様(nismo)の実燃費② 実際の数値
標準モデルとの相違点を明らかにしたところで、おそらくそれよりも実燃費は下がるであろうということがわかりました。
標準モデルの実燃費が約13.0km/Lですが、ニスモ仕様はどれぐらいでしょうか。
実際のユーザーの口コミから、その数値を出してみましょう。
- 10km/L前後出してくれれば御の字
- 高速走行の割合が多いと15km/L程度まで行くが、街乗りのみだと10km/L以下のことも多い
このような声が多く、実燃費としては約10.0km/L程度が目安になります。
これは、可もなく不可もなくという数字ですが、ライバル車と比べると少し見劣りするかなという印象です。
セレナ ニスモ仕様(nismo)の実燃費③ 評価・評判
また、セレナ ニスモ仕様の実燃費に関して、ユーザーの皆さんはどのような評価をしているのでしょうか。
- ハイブリッドでこの燃費は少し厳しい
- 他社のライバル車のハイブリッドに比べると、かなり低い燃費性能
- e-powerのニスモを出すべき
このように、ハイブリッドシステムを搭載しているにも関わらず、燃費の数字がイマイチな点に不満を持つ方は多いです。
やはり、ハイブリッド=低燃費というイメージが強いですからね。
セレナ ニスモ仕様(nismo)の走りや乗り心地の評価・評判は?
燃費面では少し分が悪い印象のセレナ ニスモ仕様(nismo)ですが、最も得意とする走りや乗り心地と言った面ではどうでしょうか。
セレナ ニスモ仕様(nismo)の走り・乗り心地① 専用パーツ
セレナ ニスモ仕様(nismo)の最大の特徴は、ニスモが徹底して磨き上げた走行性能です。
格好だけのエアロ仕様とは違い、走行性能を向上させるニスモ仕様専用のパーツが多く使われています。
その内容は、エアロパーツ、サスペンション、タイヤ&ホイールなどと多岐に渡ります。
専用フロントバンパー、専用リヤスポイラー
引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/serena/nismo.html
空気抵抗を極限まで減らし、より大きなダウンフォースを得られるように設計された専用パーツが、よりダイナミックな走りを実現してくれます。
POTENZA Adrenalin RE003の205/50R17タイヤ
引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/serena/nismo.html
ニスモが求める走りに適したタイヤとして採用された、POTENZA Adrenalin RE003の205/50R17タイヤは、グリップ力とふらつき制御の能力が非常に高く、走行安定性と乗り心地も向上します。
スポーツチューンドマフラー
引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/serena/nismo.html
内部構造をチューニングした専用スポーツマフラーと、専用チューニングコンピュータによって、意のままの加速を実現しています。
だからと言って、ミニバンの扱いやすさをなくしているわけではなく、あくまで自然です。
ボディ剛性
引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/serena/nismo.html
セレナ ニスモ仕様では、ボディ剛性もアップさせています。
これによって、ハンドリングへのレスポンスが向上し、一体感のある走りが可能になることで、乗り心地もアップします。
専用シート
引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/serena/nismo.html
スポーティな走りには、やはりシートの質も重要です。
バゲットシートのようなシートに、スウェード調の素材は、体にしっかりフィットしてくれます。
セレナ ニスモ仕様(nismo)の走り・乗り心地② 評価・評判
このように、セレナ ニスモ仕様は、実に多くの専用パーツによってその走り、乗り心地を向上させています。
実際のユーザーは、どう感じているのでしょうか。
- 走っていてもっさり感がなく、ミニバンとは思えない
- ハンドリング、加速が本当にスポーティー
- 路面の段差などで、しなやかに凸凹の衝撃を吸収してくれる
- スポーツモデルなので、乗り心地は期待していなかったが、ロングドライブでも全く苦にならない
このように、走り、乗り心地に関しては軒並み高評価です。
やはり、ニスモがレーシングで鍛えたセッティングの技術を余すところなくつぎ込んでいるのがわかります。
また、スポーツモデルでありながら実用性と扱いやすさを残しているのもポイントです。
内装も標準モデルに比べて質感がアップして高級感が出ていますし、これであれば、スポーティーな車に慎重な意見の家族も喜んでくれます。
ミニバンの走行性能に抵抗がある方には、最高におすすめできる一台です。
セレナ ニスモ仕様(nismo)の価格や実燃費・評価・評判まとめ
今回は、セレナ ニスモ仕様(nismo)の価格や実燃費に関して、実際の評価や評判を見てきました。
ニスモは、レーシング業界でもかなりの実績があるメーカーですし、そのニスモが本気で作り上げたセレナは、こだわりが詰まった車に仕上がっていました。
もちろん、ミニバンということを考えれば燃費は少し厳しいですし、ライバル車と比較してしまうとその差は歴然です。
ですが、走りや乗り心地に関しては、他の追随を許さないと言っても過言ではありません。
唯一無二の存在ともいえますので、少しでも興味がある方は、実車を見て、できれば試乗してその実力を知っていただきたいです!