トヨタのルーミーは新しいエディションが加わり、人気が再燃し始めました。
街中でも見かける機会が増えたように思います。
「1LD-CAR」というコンセプトの使いやすさが評価された面もあるかもしれません。
しかし気になる燃費はどのくらいでしょうか?
悪いという話も聞きますが、実際のところ、ターボ車の実燃費はいったいどれくらいなんでしょう?
その気になるところを調査してみました!
トヨタルーミーの燃費は悪い?実際はどう?実燃費を徹底調査!
本当にトヨタのルーミーは燃費が悪いのでしょうか?
ネットで見る限り、そんなに悪くないという人もいるようです。
いったい実際のところはどうなのでしょうか?
まずは普通のノンターボ車はカタログ上の燃費は24.6km/Lです。
しかしこれはあくまで理想通りに走った場合の理想の燃費にしかすぎません。
調べていくと意外な数字が出てきました。
実際には、街乗り約14.8km/L、高速で約19.7km/L、平均約17.2km/Lくらいのようです。
乗り方は人によって様々ですので、平均13km/L~17km/L程度の燃費に落ち着くようです。
カタログ値の約52%から70%の率ですね。
ちなみに私はいつもは平均17.2km/Lです。
しかしいつも通る道を少し変えたり、暖房を多めに使ったりしたら15.9km/Lに落ちてしまいました。
前回燃費15.9、平均17.0だそうです。
ほんの些細なことで変わるんですね。
(もちろん、エンジンオイルの問題など、ほかの要因も考えられるので、必ずしも走り方だけではないです。)
ちなみに、上部オレンジ色のインフォメーションディスプレイ上に出ているのが、車の測定での総合燃費になります。
(XSグレードだとオレンジ一色になります)
ただ、この数字はあくまで目安だそうで、実測ではないようですね。
トヨタルーミー燃費!ターボの実燃費が悪すぎる?口コミ評価は?
引用元:https://toyota.jp/roomy/exterior/?padid=ag341_from_roomy_navi_exterior
ところでトヨタのルーミーは通常のノンターボ車とターボ車の2種類があります。
特にその中でもターボ車の実燃費があまり良くないそうです。
ルーミーのターボ車のカタログ上の燃費は21.8km/Lだそうですが、実際に口コミを調べてみると、街乗りで約13.1km/L、高速で約17.4km/L、平均約15.3km/Lの燃費のようです。
そもそもなんでターボ車が燃費が悪いのかというと、いろんな理由はありますが、一番の理由は、空気を圧縮するためにパワーを使うということが大半です。
そのため余計な燃料を使うことになるので、ターボ車は燃費を食ってしまうんですね。
ただ、レヴォーグなどのように大きい車・重たい車がターボをつけるのは、つけるなりの理由があると思いますが、ルーミーで走るという場合はそこまで大きい車ではないので、パワーはそこまで必要ではないと考えます。
それと街中を乗る程度であればパワーは求められる機会があまり無いのでターボはまず必要ないですね。
街中は信号で止まることも多く、燃費が下がりやすく、さらにターボとなると、もっと燃費が悪くなるためです。
とはいえ、「ルーミーのターボ車は必要ない上に燃費が悪い」とは言い切れません。
燃費が悪いといっても、大型車に比べて燃費が2ケタ台を割るということもないですし、高速に乗るときはターボ車の方がノーマルよりも安心感があります。
さらにルーミーのカスタムGのターボ車は15インチのタイヤになるので、乗り心地も違いますし、Gグレードより安心感が増します。
引用:https://toyota.jp/pages/contents/roomy/001_p_001/pdf/spec/roomy_equipment_compare_201811.pdf
そういう意味では高速での出足や加速のためにルーミーにターボというのはあり!です。
ちょっと遠出を比較的される方であれば、高速にも乗る機会が増えると思うので、ターボ車もいいかもしれませんね。
ターボがいいか悪いかなどは、普段乗っている場所やどう使うか、どういう走りが好きかなど好みの分かれるところでもありますので、ぜひ実際の車を試乗してみて比べてみてください。
トヨタルーミー燃費向上のコツは?
これはどんな車にも言えることだと思いますが、燃費を向上させるコツは、「燃費を気にしながら走ることに楽しみを見いだせるか、日常的に燃費を気にした走りをしたいかどうか」で変わります。
ブンブンとアクセルを踏んでいたら、そりゃどんな車だって燃費が悪くなりますからね。
ちょっと踏みすぎると簡単に燃費は悪くなります。
ルーミーを運転していての個人的な感想としては、燃費向上のための運転の仕方をすれば、この車はそこまで悪い燃費ではないな、というのが正直なところです。
確かにハイブリットの車には街中での燃費は負けてしまいますが、この車にいえることは、多少車重があるからなのか、勢いがついていれば、普通の道路なら、さほどアクセルを踏まなくても比較的転がっていくなあという印象です。
確かに走り出しと上り坂は燃費が悪くなるのですが、それはどんな車もいっしょ。
実際に走り出すと、意外にも転がっていきます。
そして燃費を上げて走るためのコツですが、一回踏み込んだ後、一旦アクセルを離して、その後軽―く踏むことです。
イメージとしては、エンジンをいったん回転させて、その回転を維持できる程度のアクセルワークで十分速度が維持できるくらいにする感じです。
軽く踏む度合いは・・クッションを触るくらいのソフトさ?くらいに思っているといいですね。
それと、ルーミーは瞬間燃費を出すことができます。
通常はこの瞬間燃費の画面にしておき、自分がどんなタイミングで緩め、どの程度踏めば燃費が比較的高く維持できるか、Gやカスタムグレードであれば、どのくらいエンジンが回ってくれるかをタコメーターで確認しながら運転すると、どのくらいの道路でどの程度踏めばいいのかがわかってきます。
基本は目標となる瞬間燃費を・・私の場合16~17km/Lくらいとみておいて、走り出しは仕方ないですが、走っているうちにその瞬間燃費が16を下回った時に、いったんアクセルを緩めます。
そうすると、意外にも30km/hや60km/hくらいの瞬間燃費になることがあります。
あとはそれを出来る限りキープできるようにアクセルを軽く踏むなど調整していきながら、現状をできる限り維持するような走りを心がけています。
(もちろん理想ですけれど)
時々、アクセルを踏まずに勢いでそのまま走れることもあります。
ただなかなか街中ではそうもいかなかったり、でこぼこ道や坂道など道路の状況によってかなり変わってきます。
高速道路でも、道路の路面状況や勾配によって燃費が変わってきます。
そのため燃費良く走りたいときは道路状況にも気を配った方が良いです。
私はこの方法で、現在の燃費は16.5から17.5の間くらいです。
坂道が多かったり、ちょいのりや、暖房のエアコンをつけると、16km/L以下に落ちてしまうので注意しています。
ただこの方法は、走りを楽しむ!といったような走り方ではないので、そのためある程度の「走り」をしたい人向きではありません。
また忘れがちなのが、燃費向上のためにエンジンオイルを交換時期が来たら交換することですね。
車全般に言えることですので、当たり前だといわれるかもしれませんが、燃費はエンジンをどれだけ少ない燃料で回していけるかなので、よりスムーズにエンジンが回った方が、燃費が良くなるわけです。
燃費は車のメンテナンスをどのくらいきちんと行うかで全く変わってきます。
実際私の車も、走行5000km前後でエンジンの回り方が若干変わってきたように思いますし、同じように走っていても燃費が徐々に下がってきました。
メーカーは、「新車なら1万キロ以上走ってもオイル交換しなくても大丈夫」のような話をしているようですが、実際はたとえ新車であっても5000km~8000kmを超えたら、状況をみてオイル交換をした方が、結果的に燃費にも車にも良いようです。
距離を走るのか、街中中心か、通勤か買い物のみなのかなど、使用目的や頻度などによってもエンジンの負担が変わるので一概には言えませんが、燃費を気にされる方は、乗り方や車種・エンジンに気に留めるだけでなく、日常のメンテナンスにも気を使ってみましょう。
トヨタルーミー燃費!ターボの実燃費まで徹底調査まとめ
ここまでトヨタのルーミーの燃費とターボの実燃費、さらに燃費を上げるコツについてまとめてみましたが、いかがだったでしょうか?
ターボ車は確かに燃費があまりいい方ではありません。
ただ、それはノーマル車と比べた時であって、一般のターボ車の中で比べると、特に目立って悪いというわけではありません。
あとは走りに何を求めるかなどで変わってくるので、ぜひディーラーに行って試乗してみることをお勧めします。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。